吹奏楽エレキベース入門① エレキベースとコントラバスは違う楽器?

吹奏楽

<このブログを連載するにあたって>

僕は、10数年前から吹奏楽部でエレキベースを教えています。

指導に携わる前は、吹奏楽とあまり縁のないジャンルで演奏活動をしていたので、どのように教えたらいいか迷うことも多かったのですが、最近ではエレキベースだけでなく、リズミカルなアプローチのある曲などのバスパート指導もお手伝いするようになりました。

さて、春先に出会いそこから約2年半、成長していく姿を見せてくれる生徒たちに毎度感動させられるのですが、多くの生徒が同じ壁にぶつかっている姿を目にしてきました。

それは、コントラバスの奏法をそのままエレキベースに当てはめて演奏してしまうことから生まれる壁です。

特に吹奏楽部では、コントラバスを弾くことがメインになりますので、これは必然的な流れだと思います。

しかし、結論から言うと、

エレキベースとコントラバスは違う楽器なので、違うアプローチで演奏すべき

だと思っています。

というより、僕自身エレキベースとコントラバスの二刀流ベーシストなのですが、2つの楽器を持ち替える際は、別の脳を使うイメージで演奏しているのです。

そして、2つの脳を切り替えられるようになると、「エレキベースでコントラバスのようなアプローチ」や「コントラバスをエレキベースっぽく弾く」などもできるようになり、演奏の幅がぐっと広がります。

ということで、僕自身の経験や、指導しているときに感じたことを踏まえながら、

「吹奏楽エレキベース入門」

を連載していきたいと思います。

「吹奏楽」と銘打ったのは、コントラバスを弾きながらエレキベースも担当する、吹奏楽特有の状況に合わせた、エレキベースの教則本があまりないのと、指導する経験の中で、この2つの楽器の違いを理解し、早い段階から別の楽器として練習を重ねる方が、上達の近道だと思ったからです。

もちろん、似ている部分もある楽器ですので、

「こういう時は同じ考え方でも大丈夫!」

というのも、合わせて伝えられたらなと思っています。

そして、吹奏楽でエレキベースを担当することになった方や、エレキベースの弾き方で悩んでいる吹奏楽部のみなさんの手助けになると嬉しいです。

コントラバスとエレキベースはご先祖様が違う?

さて、コントラバスとエレキベースの違いって一体なんでしょうか。ほぼ同じ音域を演奏する楽器ではありますが、実は、ご先祖様が違う楽器だって知っていますか?

コントラバスは、ビオラ・ダ・ガンバという楽器がご先祖様だといわれています(※諸説あり)。

ビオラ・ダ・ガンバというのは、16世紀から18世紀にヨーロッパで用いられた楽器。

チェロくらいの大きさで、アルコ(弓)を使って演奏される擦弦楽器(さつげんがっき)です。フレットのようなものがついているのも特徴の一つですね。

対してエレキベースは、リュートという楽器がご先祖様。

弦をはじいて音を出す、撥弦楽器(はつげんがっき)という種類になります。

リュートの流れからギターが生まれ、1951年にレオ・フェンダーという人が、電気を使って音を出すエレキベースを開発。ちなみに正式な名前は「エレクトリック・ベースギター」といいます。そう、エレキベースはどちらかというとギターの仲間なんですね。

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ご先祖様が違うって知らなかったな!

パーツの名前の違い

では、それぞれの楽器のパーツの名前を見てみましょう!

ブリッジとテールピースなど、同じような役割を持っている部分でも呼び方が違うものもあるんですね。

「覚えるのがめんどくさい…」と思うかもしれませんが、パーツの名前を覚えるのって実は大切なことなんです。

講師の先生とのレッスンでは、パーツの名前が出てくることもあります。毎回1から名前を教えてもらうのは時間がもったいないですし、楽器に不具合があった場合、修理してくれる人に、どの部分がおかしいのか伝えられません。

初めはちょっと大変かもしれませんが、名前を覚えてもらえると楽器も喜んでくれますよ!

違いをもっと細かく見てみよう

では、もう少し細かく違いを見ていきましょう。

1.大きさの違い
まずは見た目の部分から。単純に大きさが違いますね!コントラバスは大人1人分の大きさがあるのに対して、エレキベースは足の長さくらいの楽器です。

2.縦に構えるか横に構えるか
コントラバスは楽器を縦に構えて演奏しますが、エレキベースは横に構えて演奏します。

3.フレットの有無
エレキベースには弦を押さえる部分(指板)にフレットという金属の棒が付いています。対してコントラバスにはそのようなものがありません。

4.何を使って音を出すか
コントラバスは主にアルコ(弓)を使って演奏しますが、エレキベースはピチカート(指)をメインに演奏する楽器です。

5.生音か電気で増幅させた音か
コントラバスは、その大きなボディーを響かせながら生音で演奏する楽器です。対してエレキベースは、ピックアップと呼ばれるマイクのようなものを通し、音を電気で増幅させて、アンプを鳴らしながら演奏する楽器になります。
(※コントラバスにピックアップをつけて音を増幅させることもありますが、ここではコントラバスは生音、エレキベースは電気で増幅させた音だと思ってくれて問題ありません。)

いかがですか?エレキベースとコントラバスは全然違う楽器に思えませんか?

さて次回は、エレキベースの種類と演奏に必要な道具をご紹介したいと思います!

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次回もお楽しみに!

蓮池 真治

ベーシストの蓮池真治です。 このホームページは大好きな音楽のこと、ベースのこと、趣味など「今の自分」を発信していけるプラットフォームにしたいと思い、立ち上げました。ブログ中心のサイトになりますので、お時間のある時にごゆるりとお楽しみください♪

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