右手の動かし方を勉強していく前に、確認しなければならないことがあります。
「爪は短く切っていますか?!」
吹奏楽のエレキベースでは、ほとんどの場合、人差し指と中指を動かす2フィンガースタイルで演奏されます。
爪が長いと、右手を動かした時に弦に当たってしまい、カチカチといった固い音色になり、ふくよかな低音が失われてしまうのです。
そして音色上の問題もあるのですが、1番の問題は、爪が長い状態で弾き続けることによって、割れたり剥がれたり怪我をしてしまうことです。
これを防ぐにはマメに爪を切ってあげるしかありません。
どれくらい切ったら良いかというと、爪先の白くなっている部分がなくなる程度。

「ちょっと切りすぎなんじゃ…」と思うかもしれませんが、ある程度深爪にしておかないとどうしても弦に当たってしまいます。
これは左手にも言えることで、爪が長いと指板を傷つけてしまいますし、右手同様、手の怪我にもつながります。
これはベース弾きの宿命とも言えます(涙)。
必ず爪を切って楽器を弾くようにしましょう。
右手の動かし方〜まずは人差し指からやってみよう〜
では、右手の動かし方から説明していきます(左手はネックを支える程度に持ってみましょう)。
ピックアップの上に親指を置いたら、

まず4弦(E線)に人差し指を置き、

振り抜きます。

初めて出す1音は感動的ですね!
ここでポイントになってくるのが、指のどの関節を動かすかです。
多くの人が第2関節を曲げて弦を引っ掻こうとしますが、エレキベースの右手の基本は、
「指の付け根の第3関節を動かして音を出す」
です。
弦の上に指を置き、ピックアップに向かって少しだけ弦を押します。

そして第3関節を使って、弦の上をすっとなでるイメージで動かしてみましょう。
これは、しっかりした音を出す上で大切なポイントになります。
第2関節を曲げて弦を引っかけるように弾こうとする人も多いのですが(あえてそのように弾く奏法もあります)、音が細くなりやすく、速く動かしづらくなります。
初めのうちは難しいかと思いますが、とにかく「指の付け根から動かす」と頭に入れておくだけで音色はだいぶ変わってきますので、意識をしながら指を動かしてみてください。

こちらの譜面は、右手人差し指で4弦開放(E)を弾くということを表しています。
テンポは♩=80くらいからスタートすると良いでしょう。
※一番上の「人」は人差し指で弾くという意味。
※「TAB」はタブ譜といって、通常の五線譜とは別に使われる4本の線の譜面です。
下から4弦→3弦→2弦→1弦を表しており、数字はフレット番号を示しています。
人差し指と中指を交互に動かす
では、中指もやってみましょう。
中指も人差し指同様、指の付け根の第3関節を動かして音を出します。

それぞれの指で音が出せるようになったら、今度は人差し指と中指を交互に動かしてみましょう。

人差し指と中指は形が違うので、音色が若干変わるのは仕方のないことですが、出来るだけ同じ音量を出せるよう、練習してみてください。
そして、4弦(E線)が弾けるようになったら、3弦(A線)→2弦(D線)→1弦(G線)と弾いてみましょう。

これが右手の基本になります。
あとがき〜ご指導される顧問の先生方へ〜

冒頭で爪のことに触れましたが、レッスンに行くと必ずといっていいほど爪の長い生徒がいます。
僕の統計上、初めてレッスンする生徒の8割くらいは爪が長いです(笑)。
冒頭でも書きましたが、爪は音色にダイレクトに関わりますし、何よりも長いと怪我の心配があります。
早い段階で、爪を必ず切ることを指導してあげてください。
短く切るのが怖いという子がいたら、ヤスリなどで削る方法などを教えてあげるなど、できる限り爪は短い状態でキープしてあげましょう。



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