蓮池は2017年の4月に鉄のフライパンを購入した。
それまでテフロン製の安いフライパンしか使ってこなかった蓮池。
しかし安いテフロン加工のフライパンは、テフロン部分がすぐ剥がれてしまい、1〜2年に1回買い換えなければならないものが多く「意外とコスパが悪いな…」と思っていた。
そこで河童橋に出向いた時3,000円程度の鉄のフライパンを購入し、足掛け6年大切に育ててきた。
フライパンの名前は「フラミ」。
これまで様々な強者を調理してきたが、日に日に成長する彼女の姿に目を細める6年間。
ということで、そんなフラミとの奮闘記をブログでちょくちょく連載していきたいと思う。
今回は、美味しんぼの「トンカツ慕情」というお話に出てくる「トンカツ大王」のトンカツを再現していくお話。
41歳ミュージシャンのブログとしては非常に気持ち悪いブログになるかと思うが、どうかひとつ生暖かい目で見守っていただけると幸いです。
トンカツ大王のトンカツ
フラミ、わし「美味しんぼ」っていう漫画が好きなんじゃけど、その中でも「トンカツ慕情」っていう話が好きで、そこに出てくる「トンカツ大王」のトンカツを再現してみたいんよ。
なに?
「美味しんぼの11巻に収録された名エピソードとして語り継がれる代表的な話ね。」
じゃって!?
お、おまえ、フライパンのくせに結構詳しいんじゃの…
なに?
「信頼していた人間に騙されて、経営していた店を奪われてしまった中橋夫妻。質の良い豚肉とラードが手に入らなくなった現在、名人中橋さんですら躊躇していたトンカツづくりを再現しようとするなんて、片腹痛いわ。女将を呼べッ!!」
じゃって?
いや、近所に質の高いお肉と豚の脂身を売ってくれるお店があるけえ、あとはフラミ次第なんで。ってか、おまえ熱が入りすぎて海原雄山みたいな話し方になっとるし…
美食倶楽部を主宰する世界的陶芸家じゃわ〜
テレビドラマでは原田芳雄や江守徹、松平健など、大物俳優が演じとったわ〜
士郎とは物語後期に電撃和解を果たして今ではキャラ変しとるわ〜
・・・
ということで茶番はこのくらいにして、トンカツを作っていきたいと思います。
初めてのラードづくり
「トンカツ慕情」ではラードを豚の背脂から生成していく。
豚の脂身なんて買ったことがなかったが、お肉屋さんに行きラードを背脂から作りたいことを伝えると売ってくれた。
100g105円で580g購入。
正直思ったよりも高くてビックリだった。
そしてラード作りの手順はこちらだ。
①豚の油を小さく切る
②フライパンに水を入れ(100mlくらい)、細かく切った背脂を入れて中火にかける
そうするとだんだんと脂が出てきた。
思ったよりも水が早くなくなる印象だったので、さらに100ml水を追加して煮詰めていく。
④水気が飛んで透明な油になったらカスを取り除く
そして脂が冷めたらキッチンペーパーなどでこしてラードが無事完成した!
トンカツを揚げていく
今回は分厚いトンカツが食べたかったので、ロース肉を約240g切ってもらった。
筋切りもお店でやってもらいました。
そして下味をつけ、小麦粉、たまご、パン粉をくぐらせて衣をつける。
ラードを180度に熱して片面2分ずつくらい揚げる。
一度油から取り出し、余熱で5〜7分くらい火を通す。
最後に200度の油で1分ずつくらい揚げて、
完成!
うまーい!!
普通の油で揚げるより香りが良く、ジューシーなとんかつに舌鼓を打ちました!
正直ちょっとめんどくさいですが、やってみる価値はありだと思います!
ご興味のある方は是非お試しあれ♪