※このブログは2019年に行ったお遍路の旅の回顧録です。
さて、腹ごしらえを済ませたお遍路さん2人組。
ようやく本来の目的を思い出し、88箇所巡り2日目がスタート!
ということで、67番札所「大興寺(だいこうじ)」
68番札所「神恵院(じんねいん)」と69番札所「観音寺(かんのんじ)」
こちらの札所は2つが同じ境内に存在するという、とても珍しい霊場でした。
ちなみに神恵院は、コンクリート打ちっぱなしというなんとも近代的な造り(笑)
そして70番札所「本山寺(もとやまじ)」
いやはやついに、70番台突入ですか。
残り18箇所…感慨深いですね。
そんなこんなで71番「弥谷寺(いやだにじ)」付近に到着すると…
ま、またかいだんのぼるんか〜い!!
こんぴらさんに続き、今日は階段付いてますね…ってなことでヒイコラいいながら到着。。
ちなみにこちらのお寺、大師様が9〜12歳の頃、就学に励まれたという場所。
岩壁には仏様を掘ったあとがあり、非常に神秘的な場所でした。
そして次は72番札所「曼荼羅寺(まんだらじ)」
こちらのお寺も由緒あるお寺(どこのお寺も由緒あるのですが…)で、創建は四国霊場で最も古い推古四年(596)。
1500年近く昔に建てられたのか…ロマンを感じます。
さあ、そんなこんなでサクサクいきましょう!
73番札所「出釈迦寺(しゅっしゃかじ)」
こちらのお寺、大師様が7歳の頃、釈迦如来に逢うために断崖絶壁から身を投じたという伝説が残る場所。その時紫色の雲が湧き、釈迦如来と羽衣をまとった天女が舞い降り、雲の中で大師様を抱きとめたんだすって…
そして74番札所「甲山寺(こうやまじ)」
こちらも大師様が幼少期によく遊んだと言われる場所です。
なんだか大師様の小さい頃のエピソードをうたう場所が増えてきたな…
そう思い調べてみるとそのはずでした。
次の75番札所善通寺は、大師様がお生まれになった場所だったのです。
大師様生誕の地
75番札所「善通寺(ぜんつうじ)」に到着すると、巨大な駐車場が待っていた。
車を停め、お寺に向かって歩くと…
でかい。
やまだかつてない、いや、いまだかつてない規模のお寺。大師堂と本堂は道を隔てた場所にあり、重要文化財の五重の塔や、
香川県天然記念物の大楠など、
貴重なものの数々があった。
大師様こと弘法大師空海様は、今から1200年以上昔の宝亀5年(774年)の6月15日に誕生されました。そしてその誕生の地が、香川県善通寺市にある、善通寺なのです。
流石総本山。
立派な訳だ。。。
大師様が御生れになった場所には大師堂が建ち、大師堂の地下は入る事が出来るようになっていました(有料)。
そこでは戒壇めぐりの後、母君のお部屋があったとされる場所で、大師様のお声を(再現)聞きながら自分を見つめ直す空間が。
その他産湯井戸や、宝物館などがあり、しばらく見入ってしまいました。
「いやー、凄かったね。」
「ほんとほんと」
大師様をより身近に感じたのもありますが、歴史の重みというのをまざまざと感じるお寺でした。
さて、時間も残りわずかということで、いそいそと次の札所へ。
76番札所「金倉寺(こんぞうじ)」
お参りを済ませて時計を見ると、17時(お寺の閉館時間)まで1時間を切っていた。
あと行けて一箇所だね。
じゃあ…
ということで、ここで遅い昼食をとることに。
というのも、お昼時に狙っていたうどん屋さんが休日を呼ぶ男蓮池のパワーによりお休み。
その後なんやかんや昼食をとるタイミングを逃していたのだ。
という事で、76番札所付近で美味しいと評判の「かのか」さんへ。
やはり、少し柔らか目。本場はやはりこうなのですね。釜揚げうどん、美味しゅうございました!
そしてラストは77番札所道隆寺(どうりゅうじ)
ついにここまで来ました!
そして今回はここでタイムアップ。
77番終了かぁ。感慨深いですな。。
苦節6年。非常に厳しかった修行も次回でファイナルです。
いやはやどんな修行が待ち受けているのか。。
それはまた、別のお話。
2023.02.25
四国88箇所お遍路の旅2020〜序章編&LCC金剛杖の預け方〜
2013年に、蓮池はとあるライフワークを始めた。 友人で高校教師の川北くんと、四国88箇所霊場を回るお遍路の旅というものである(車お遍...